ミツバは、グループ会社の環境法規制の遵守状況についても、現地を定期的に訪問して現場を直接確認することで、日々の運用状況を把握し、適切な指導を行っています。また、法令違反を未然に防止するために、危険物の表示、貯蔵・取り扱いや輸送、さらに廃棄物の適正処理等に関する規定・業務プロセスや設備・施設を直接確認して指導を行っています。
騒音に関しては、防音壁を一部設置するなど低減策を施すとともに、年2回敷地境界での騒音を測定し、継続的に監視しています。
六価クロムによる土壌汚染が認められたミツバ研究開発センターについては、行政に報告の上、適切な措置に努めています。地下水の六価クロムおよびシアン濃度を年1回測定していますが、2018年以降は検出されていません。
また、テトラクロロエチレンによる土壌・地下水汚染が認められた富岡工場については、行政に相談の上、自主的に拡散防止措置を行っています。地下水のテトラクロロエチレンおよびその分解生成物濃度を年2回測定していますが、敷地外への拡散は防止されています。

タツミでの訓練の様子
工場からの汚染水の流出を防ぐため、排水処理装置や油水分離槽を設置し、日常管理を徹底するとともに、月1回から年2回測定し、継続的に監視しています。また、流出事故の発生を想定し、実地にて年1回、対応手順に従った訓練を実施しています。
工場から大気へ排出される粉じんや化学物質等の排出を抑制するため、集じん機や排ガス処理装置を設置しています。オイルミストが発生する工程にはミストコレクターを設置して発生するミストを回収しています。
また、新里工場のめっき施設から排出される塩素および塩化水素については、スクラバーにより除去しています。年2回以上、排ガスを測定していますが、いずれも検出せずに問題がないことを確認しています。
さらに、国内工場で使用している空調のエネルギー源を灯油から電気に変更することで、大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)などの排出抑制を推進しています。
国内事業所から排出される化学物質に関しては、化管法(※1)(PRTR(※2)制度)が指定する物質やVOC(※3)の排出・移動量を監視するとともに、大気への排出を削減するために、対象となる化学物質の代替を継続的に進めています。
(※1) 化管法:特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律の略
(※2) PRTR:Pollutant Release and Transfer Registerの略。人の健康や生態系に有害なおそれがある化学物質について、環境中への排出量および廃棄物に含まれて事業所の外へ移動する量を事業者自らが把握して行政庁に報告し、行政庁は事業者からの報告や統計資料を用いた推計に基づき、排出量・移動量を集計・公表する制度
(※3) VOC:Volatile Organic Compoundsの略(揮発性有機化合物)
簡易点検や定期点検を徹底することでフロン類の漏えい防止に努めるとともに、フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律の順守を徹底しています。また、算定漏えい量が年間1000t-CO2未満である事を毎年、定期的に確認しています。

ミツバグループでは、環境不適合が発生した場合は速やかに全社環境統括管理者(ミツバ本社)へ報告するとともに、発生した事業所は応急措置を行った上で、原因調査と是正措置を実施します。
全社環境統括管理者は、実施された是正措置の有効性を評価し、他のグループ会社に是正措置の水平展開を指示します。
2024年度はミツバグループに関して環境に関する重大な法令違反はありませんでした。