ミツバグループでは、ミツバ環境宣言に基づき環境保全活動に取り組んでいます。「ミツバグループ環境マニュアル」にのっとってグループ全体の環境マネジメントシステムを構築し推進しています。グループ各社は環境マネジメント活動実績を年2回ミツバ本社に報告します。ミツバ本社は実績の有効性を評価するため、定期的に「環境ビジット監査」を行い、環境マネジメントシステムの有効性および適切性を確認しています。

ミツバでは、国内グループ会社を含めた「EMS委員会」を年3回開催し、環境課題の検討や環境コンプライアンスのための情報共有、パフォーマンス情報を共有することで、環境リスクの低減につなげています。年に1度行われる全社環境統括管理者である代表取締役副社長執行役員によるレビューでは、取り組みの有効性および適切性を確認しています。経営への影響度が大きい案件については上位会議体である「ESG会議」にて決議しています。
ミツバグループでは、主要な関係会社を対象範囲として、ISO14001:2015に準じた環境マネジメントシステムを構築しています。2025年3月末時点では、生産拠点を主体にミツバグループ24社(国内6社、海外18社)44事業所(事業所比率で85%)がISO14001の認証を取得しています。
お取引先さまに対しては、「ミツバグループグリーン調達ガイドライン」を発行し、ISO14001等の認証取得を推奨しており、サプライチェーン全体で環境保全に取り組んでいます。

ISO14001外部審査
汚染された自然環境を健全な状態に修復するには、多大な時間と費用がかかります。そのため、環境保全に対する当事者意識を育てるように、国内のミツバグループの全社員へe-ラーニングによる基礎教育を実施しています。加えて、階層別教育や事業所・職場固有の環境教育を実施することで法令遵守やリスク防止に取り組んでいます。
講習会の様子
ミツバでは、法規制の遵守状況や環境マネジメントシステムのPDCAサイクルが適切かつ有効に機能していることを確認するために、全ての事業所で内部環境監査を毎年実施しています。監査においては、過去の監査結果や環境リスクなど環境課題の変化を考慮した重点監査項目を設定しています。
また、内部環境監査員の社内資格を取得するための講習会や資格者を対象としたブラッシュアップ講習などを定期的に開催しています。
三葉電器(大連)の第1・第3工場では、中国環境保護規制対応のため揮発性有機化合物(VOC)排出量を抑制する排気ガス処理装置2台を2022年に導入し、大気への排出量基準1トン/年以下に抑えています。VOC物質をろ過した後の排気を高温燃焼する際に電力を多く使用しますが、最適な装置稼働となるようプログラムを組むことで稼働時間を短縮し、安全と環境法令を遵守しつつ電力使用量も抑制しています。
また第1工場では生活汚水を処理するためAO活性汚泥、凝集沈殿、砂ろ過による排水処理を行っています。2023年に清浄化のため薬剤投入量の適正化と投入時間の最適化を行いました。排水処理基準を遵守しつつ、最適な排水処理管理を行うため日々監視を行っています。

VOC処理装置

排水処理管理室

薬品漏れを想定した対応訓練
ミツバグループは、特定したマテリアリティ(重要課題)を中期経営計画中の「環境機能方針」に落とし込み、CO2排出量の削減や環境管理体制の強化に取り組んでいます。グループCO2排出量は、カーボンニュートラル委員会活動を意欲的に推進することにより、2018年度比13.2%と大幅に削減できました。
| 重点施策 | 2024年度 | 2025年度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 目標 | 実績 | 評価 | 目標 | |
| CO2排出量の削減 | グループ全体CO2排出絶対量:2018年度比 | ○ | 12.0%の施策立案・推進 | |
| 9.0%削減の施策立案・推進 | 13.2%削減の立案完了 (削減率実績:12.4%) |
|||
| 持続的な省資源 | グループ廃棄物リサイクル率:90%以上 | 96.4% | ○ | 90%以上 |
| グループ全体水使用量:1,385ML以下 | 1,148ML | ○ | 1,376ML以下 | |
| 大気汚染の防止 | めっき施設排ガス濃度: 塩化水素80mg/㎡N以下 塩素30mg/㎡N以下 |
未検出 | ○ | 塩化水素80mg/㎡N以下 塩素30mg/㎡N以下 |
| NOx, SOx排出量:40%削減 | 47% | ○ | 47%維持 | |
| EMS運用によるリスク低減 | 重大違反ゼロ | 重大な環境汚染、事故 および法令違反はない |
○ | 重大違反ゼロ |
| 製品規制物質規制への対応 | 重大違反ゼロ | 重大な法令違反はない | ○ | 重大違反ゼロ |
| 業界標準による管理体制評価:3.5点以上 | 4.02点 | ○ | 3.5点以上維持 | |
| 生物多様性への貢献 | 環境ボランティア活動実施率:100% | 100% | ○ | 100% |
評価基準(〇:100%、△:80%以上、100%未満)