事業の強み
現在、当社の事業の柱は「モーター技術」「電子制御技術」「メカニズム(機構)」の3つです。
この3つの柱に支えられているミツバの強みを簡単にご紹介します。
当社の強みの1つとして、モーターやワイパーの単体製造だけでなく、モーターに電子制御と機構部品を組み付けた一体型作動システム(電動アクチュエーター)として製品化できていることが挙げられます。
取引先企業はパーツを個別に購入して組み合わせる必要がないため、品質・仕様・コスト・工数などいくつもの面で大きなメリットが生まれます。
これが他のモーターメーカーと違う、当社の大きな強みです。
当社は独立系の自動車部品メーカーですので、「特定の企業としか取引をしない(できない)」という制約がありません。
しかし、価格や品質が折り合わなければ取引には繋がりませんし、納品期日が守れなければ企業としての信頼も失ってしまいます。
当社が数多くのメーカーに部品提供できていることは、外部からそれだけ高く評価・信頼頂けていることの裏付けでもあります。
当社の世界トップシェアを誇る製品をいくつか紹介します。
・ルーフモーター
・二輪スターターモーター
・ACGスターターモーター
(二輪スターターモーター・ACジェネレーターを統合したもの)
その他にもフロントワイパーシステムや燃料ポンプモジュールなど、世界シェアトップクラスの製品があります。
ミツバ製品の隠れた凄さ、少しでもお分かりいただけましたでしょうか?
経営理念にもあるように、当社のドライビングフォースは「技術」です。
当社は「未来からの発想」という視点で新技術の開発や新製品への技術応用を行っており、世界トップレベルのモーター技術と制御技術を応用して、新たな市場の創造に挑戦しています。
1つの部品や機構を開発したら、まずやるべきことは高性能化です。より安全に・小さく・軽く・丈夫になるようにブラッシュアップします。その精度の追求が進化の第一歩です。
次は電子制御システムを加えた電動化を行い、高機能化を図ります。
これによって付加価値が生まれ、一気に価値の質が変わります。これがミツバを支えてきた進化の過程です。
さらに当社は生産ラインも自社で設計開発しています。各工場で生産に携わっている色々なロボットやデジタル制御の加工機・検査機などの機械は元より、それを作るための金型から自社製造しています。生産ラインの自社開発率は約8割です。
人と環境にやさしいものづくり、製品競争力の強化、多様化する製品に対応したフレキシブルな生産体制を実現するため、AIやIOT技術などを用いたスマートファクトリーの構築に力を注いでいます。