TPMワールドクラス賞および優秀継続賞受賞について

このたび、(社)日本プラントメンテナンス協会の主催する2009年度PM優秀賞表彰で、当社新里工場がTPM優秀事業場賞最高位の「TPMワールドクラス賞」を、富岡工場と福島工場が「TPM優秀継続賞」受賞することができましたのでお知らせ致します。
当件に関する概要は以下の通りです。

1.表彰式について

日 時 : 2009年11月20日(金)13:45~

場 所 : 東京都江東区有明3-11-1 東京ビッグサイト

2.当社の受賞内容

1) 対象となる賞と対象事業所
TPMワールドクラス賞 新里工場
TPM優秀継続賞 富岡工場、福島工場
2) 活動・評価ポイント
■新里工場
新里工場では『世界でNo.1の商品づくり』を実現するため、創造的TPM活動として、商品価値の創造・工場価値の創造・人材価値の創造を展開してきました。
これらの実践活動の中では、商品開発初期段階から工場が入り込み意思入れを行なうことで、生まれの良い商品(注1)ができてきました。
また、からくりを使用したラインづくりで、徹底的なロス取りを進め、着々ライン(注2)からストライクポイント(注3)供給、さらにはストライクイン組立(注4)てへと進化させ、加工の連続ラインが構築できました。
結果として、新里工場の改善レベルの高さとスピードやそれらを実現した人材の成長、さらにはすぐれた商品開発へ繋がった部分が評価されました。

(注1)

生まれの良い商品:

生まれの良い商品とは

  • 企画コストで立ち上がる。
  • 熟成期間が短く、垂直立上げできる。
  • 立ち上がった後も問題(設計変更、クレーム)が起きず量産し続ける。

これらを生まれの良い商品とした。
今回はスタータモータやAEなどを対象とした。

(注2)

着々:

部品の装着のみの作業の連続(装着-装着で着々)。

(注3)

ストライクポイント:

加工点や組立点に対し、手の動作が直径100mm範囲内のこと。

(注4)

ストライクイン組立:

部品が4定(定位・定品・定量・定姿)にてストライクポイント範囲にあるならば、人の手を反さず、からくりを使ってそのまま組付けてしまう事。

■富岡工場
TPM優秀継続賞に向けた活動を推進するにあたり、画期的なTPM活動を『つなぎ』にこだわった活動と定義して、活動に入りました。『つなぎ』とは、単に設備と設備をつなぐ一貫加工化だけでなく、ラインとラインをつなぎ、一貫生産化へ進化させる姿を描き、そして目指す姿への改善を繰り返し実行することにより、『ありたい姿』を達成する活動です。
特に『つなぎ』における前提条件として、つなぐもの同士をベストな状態へ改善する必要性を強く認識しながら、『ありたい姿』に向け、改善を繰り返してきました。止まらない設備・不良が流れない(⇒造れない)設備を作り上げ、清々と流れる健康体ライン同士の『つなぎ』を完成させて参りました。
結果として『つなぎ』による効果として、生産リードタイムの短縮により、在庫の削減の成果も創出することができました。
今回は特に、『つなぎ』のマトリックス展開により、つなぎ領域からつなぎ項目⇒目指す姿⇒ありたい姿への展開を各専門分科会の活動につなげ、成果として生産リードタイム、16大ロス、原価へと具体的に描いた、そのユニークな着目と今後の発展性を高く評価されました。
■福島工場
2006年度TPM優秀賞受賞のパートⅠ活動に続いて、パートⅡ活動で、「世界No.1のQCDE(注5)工場の実現と進化し続ける強い工場づくり」をスローガンに、企業競争力、商品競争力、工場競争力の3つの競争力を高め、自主・自立・自前化をキーワードに、精緻化された16大ロス改善、ありたい姿のコンセプト展開6ゼロラインの実現、最適加工条件の追及などにより、世界No.1の商品づくりを目指す活動として展開してきました。
特に、一発良品化、ダイス交換シングル段取り、刃具寿命延長など加工技術へのこだわり改善、漏れゼロ化、良品条件の確立、設備製作の自前化など、高い評価を得ることができました。

(注5)

QCDE:

Quality(品質)、Cost(原価)、Delivery(納期)、Environment(環境)の頭文字。

3.活動による成果

■新里工場
1996年の活動から主な成果として

  • 商品価値指数(注6)
    二輪スタータモータ:BM(注7) 2.3⇒5.0
    四輪スタータモータ:BM 2.6⇒5.0
  • 工場価値
    棚卸し資産回転日数:BM 4.5日⇒2.0日
    設備総合効率:12.9ポイントUP
  • 人材価値
    技能士取得:7.5倍

(注6)

商品価値指数:

V=F/Cの式でV:価値指数、F:機能(製品重量、騒音、モータ効率、部品点数)C:製品売価 等を計算した指数。

(注7)

BM:

ベンチマーク。本来は測量において利用する水準点を示す語。転じて、比較のために用いる指標を意味する。

■福島工場
2006年BM比

  • 総ロス額:1/3
  • 設備総合効率:4ポイントUP
  • 工程不良率:1/3

労働災害3年間ゼロ継続中、並びに作業環境改善などが図れ、儲かる工場体質へと変革を遂げています。

(注6)

商品価値指数:

V=F/Cの式でV:価値指数、F:機能(製品重量、騒音、モータ効率、部品点数)C:製品売価 等を計算した指数。

(注7)

BM:

ベンチマーク。本来は測量において利用する水準点を示す語。転じて、比較のために用いる指標を意味する。

4.TPM活動経緯

参考までに他工場の受賞も含めて、今までの当社グループの活動経緯は次の通りです。

1986年
TPM活動スタート(当社)

1998年9月

新里工場がTPM優秀賞第1類受賞

2001年11月

新里工場がTPM優秀賞・継続賞第1類、

利根工場がTPM優秀賞第1類受賞

2003年11月

新里工場がTPM特別賞、

利根工場がTPM優秀継続賞第1類、ミツバ・ウオル ブローがTPM優秀賞第2類受賞

2004年11月
赤城工場と鬼石工場がTPM優秀賞第1類を受賞
2005年11月
利根工場がTPM特別賞受賞

2006年12月

赤城工場と鬼石工場が優秀継続賞第1類、

富岡工場と福島工場、

新潟工場

が優秀賞第1類受賞

2007年1月
三葉電器(大連)有限公司が優秀賞受賞
2007年12月
タツミがTPM優秀賞第2類受賞
2008年12月
赤城工場がTPM特別賞、新潟工場が優秀継続賞受賞、大嶋電機製作所がTPM優秀賞受賞。

2009年11月

新里工場がTPMワールドクラス賞、富岡工場と福島工場が優秀継続賞受賞。

5.今後の活動

■新里工場
本活動でTPM賞の最高レベルの称号をいただきましたが、それに甘んじる事なく、さらに強固な体質づくりを目指すと共に、マザー工場としてミツバグループの牽引役となるため、常に進化し続ける工場づくりを目指していきます。
■富岡工場
今後は『つなぎ』を深掘りし進化させながら、全員で改善力のレベルアップとスピードアップを行い、『つなぎ』でロスを徹底排除⇒勝てる!儲ける!TPM活動を推進していきます。
■福島工場
TPM活動「継続は力なり」を実践し、さらなるゼロ化拡大と技術技能向上により、高付加価値生産体制の構築を目指していきます。 また、TPM活動を通じて人と設備の体質改善を図り、環境変化に強い進化し続ける強い工場つくりを推進していきます。

≪本件に関する問い合わせ先≫

総務部 広報グループ 田畑徳義まで
TEL : 0277-52-0187(直通)

e-mail : koho@mitsuba.co.jp