鈴木 隆則

スキーを通じて地域貢献をしていきたい
子どもたちが笑顔になれる場を

学生時代からさまざまなスキー競技会に出場してきたという鈴木さん。
スキーインストラクターの資格を活かし、地域のスキー教室で子どもたちに教えています。
得意分野をたくさん持つ鈴木さんに、スキーの話を中心に、仕事のこと、今後の目標などお話をうかがいました。

子どもたちに楽しさを伝えること

幼いころからスキーに親しんできたという鈴木さん。学生時代から現在まで、さまざまな競技大会に出場してきたそうです。「国体を目指してがんばっていた時期もありました。競技の結果、予選3位に入賞しましたが、残念ながら出場の夢は叶いませんでした。その後、何かの役に立てばと思い、スキーインストラクターの資格を取得しました。」社会人になってからも、ミツバ共済会のスキー部に所属し、社内外のイベントに参加しながらスキーを継続してきたそうです。「資格を持っているということで、外部からスキー教室の講師を頼まれることも多くなりました。現在は競技大会の運営にも関り、地域のスキー教室などで子どもたちにスキーを教えています。もともと好きなことなので、自分も楽しみながら一緒に滑っています。」

指導のポイントについて鈴木さんにうかがいました。「まずは、スキーが楽しいと思ってもらうこと。厳しく言うよりはできた部分を褒めて『もっとやってみよう!』と思ってもらうことが大切です。それから、口だけで教えても伝わらないので、自分の体を使ってまずはお手本を見せます。靴のはき方やころび方、実際に体を動かしてみせると子どもたちはイメージしやすいと思います。また、同じことの繰り返しだと飽きてしまうので、たまには雪合戦をするとか、アメを配るとか(笑)変化を取り入れています。」
鈴木さんはスキー以外にも多趣味で、週末に息子たち二人を海に連れ出してのサーフィンや、夏には地元のお祭りでお囃子を演奏し、ミツバ八木節昇竜会のメンバーとしても活躍をするなど、多彩な一面を持っています。

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いくつもの経験を積み重ねて、できあがる形

現在、鈴木さんが担当する仕事は、工場の建設、建物のエネルギー管理、固定資産管理など。「当時、工場の建設・管理を担当していた生産技術部施設課へ配属され、上司からの薦めもあり入社5年目に第三種電気主任技術者の資格を取得しました。その後、第二種も取得し、仕事のできる幅も広がりました。これまで国内・海外のさまざまな工場建設に携わってきました。」

今まで担当した中で一番印象深かったのは、フィリピンの工場とのこと。「今から20年以上前のことですが、当時は現地の情報もなく手探りの中、土地探しとレンタル工場を借りることからスタートしました。設備を運び入れて、問題に直面しながらも一つひとつの課題を乗り越えていきました。最初の工場が完成する1年半くらいまでは試行錯誤の連続でした。」
拠点と業者の間に入り、うまく調整することが自分の役割だと話す鈴木さん。「客先への納期が決まっていることがほとんどなので、日程が遅れているときなどはプレッシャーに感じます。でも大変な思いをした拠点ほど愛着がありますし、建物が目に見える形で完成したときは、『やってよかった!』とやりがいを感じます。英語は苦手ですが、単語とジェスチャーで一生懸命伝えようとすれば相手も聞く耳を持ってくれますし、ある程度は伝わります。(笑)」鈴木さんの明るい人柄もコミュニケーションツールの一つのようです。

50年先の未来を考えて

何事も前向きに取り組んできた鈴木さんに、今後の目標をうかがいました。「まず仕事においては、会社の資産である建物をしっかりと守っていくこと。『生産の基礎である工場がしっかりしていないと良いものは造れない』という先代の会長の想いが受け継がれています。頑丈な建物をつくることは、初期投資が多少かかったとしても長期的に見れば会社にとってプラスになります。長く使える建物にするという考え方は『MITSUBA WAY』の考え方だと思います。その思いをしっかりと受け継いで、50年先の人・建物のことを考えた工場づくりを進めていきたいと思っています。」

そして、スキーでの活動においても目標があるそうです。「今後も地域の子どもたちが楽しんでスキーをしてもらえるような場を提供していきたいです。自分が今まで周りからしてもらったように、今度は自分に何ができるかを考える番です。子どもたちの元気で地域が活性化できるように、これからもスキー教室などを通じて地域に根ざした活動をしていけたらと思っています。」

次の世代を想い、自分のできることを実践すること。鈴木さんの生き生きとした姿には、仕事やスキーを通じて培った経験が活かされているのかもしれません。

(2016年1月)