当社では「人を活かし、人に生かされる企業となる」を経営理念の一として掲げています。組織は人で成り立っており、個人の成長なくして組織の成長はないという考えです。
また、その基礎となる人材開発には、企業責任で社員の育成を行う「教育」と、自主的に能力開発を進める「自己啓発」の2つがあります。
さらに「教育」は、特性上Off-JT(※1)とOJT(※2)に分け、「自己啓発」を含めた、「人材開発の三本柱」が相互補完する体制を作ることで、社員一人ひとりの立場や適性に合わせた能力開発カリキュラムを提供しています。
当社は「真のグローバル企業」になるために、グループ内の異なる価値観を持った多様な人材が集い、気づきや発想の転換を生み、互いに切磋琢磨する場として「ミツバ研修センター」を設立しました。様々な知識・経験を持った人材が交流し、新たな価値を創造することで、世界中のお客さまの多様なニーズに対応していきます。
(※1)Off-JTとは、Off-the-Job Trainingの略称であり、職場や通常の業務から離れ、特別に時間や場所を取って行う育成手法のこと
(※2)OJTとは、「On-the-Job Training」の略称で、職場での実践を通じて業務知識を身につける育成手法のこと
製造業において、安全対策は必須の命題です。当社では「安全第一主義」を徹底し、「安全文化」の醸成を図るとともに、労使協働のもと、労働安全衛生対策が自律的に推進される体制づくりに努めています。
そのために、各事業場に「安全衛生防災委員会」を設置して毎月委員会を開催し、社員の意見や要望を参考にしながら快適な職場づくりに活かしています。
さらに、事業場間の情報共有や施策実行を強化するため「全社安全衛生防災委員会」も設置しており、役員統括の下、グループ一丸となって社員の労働安全・労働衛生の確保と向上に努めています。
< 方針 >
< 運営体制 >
当社では、事業存続の上で、社員の心身の健康は欠かすことのできない貴重な財産と考えています。
そのため、法定の健康診断やストレスチェックの結果分析だけでなく、健康保険組合と協力し、運動不足の解消、メンタルヘルスの維持向上、各種疾病の予防などに繋がる参加任意のセミナーなどを実施しています。
「MITSUBA VISION 2023」で目指す新たな価値や喜びを創出するためには、多様性を受け入れ、考え方や価値観を尊重し、立場や組織にとらわれない開放的な交流を含む多様性(ダイバーシティ)の実現は不可欠です。当社では、女性、外国人、障がい者など、多様な人材の採用や登用、環境整備を積極的に進めてきました。今後は、これまでの取り組みに加え、さらなるキャリア支援・働き方改革を推進し、社員の多様性を事業活動や社内風土改革へ活かすための人事施策を実行していきます。
女性社員比率を高めるための女性採用の増加、定着率向上へ向けた「育児休業取得率向上」「社内保育所(おひさまガーデン)の保有」等積極的に実施してまいりました。
当社は産休・育休制度を利用して職場復帰する女性社員も多く、女性の社会進出を会社全体で促進しています。
【様々な休暇制度】
子育て中の社員を支援するために、子どもが小学2年生の始期に達するまでの「育児短時間勤務制度」を設けています。(条件により延長可能)
また、年次有給休暇とは別に、看護・通院などの際に取得できる「ライフサポート休暇制度」も設けています。
育児と同様に、ご家族の介護のための「短時間勤務制度」「介護休暇制度」および「介護休職制度」を設けており、仕事と家庭の両立を支援しています。
【社内保育所(おひさまガーデン)の設置】
当社はグローバルで事業を展開しているため、海外人材との交流機会は多いものの、これまでは日本を中心とした人材交流が中心となっていました。これからは国内外関係会社間での異動を積極的に行い、海外人材の積極的な活用・活躍を進めていきます。また、価値観の共有やマネジメントスキル標準化の促進を目的として、「グローバルリーダー育成研修や」、日本での実習を通じた人材育成の実施等、様々な場面で海外人材が交流できる機会を拡大していきます。
グローバルリーダー育成研修
海外拠点からの受入れ人数
特例子会社の株式会社アムコを設立し、グループとして障がい者雇用を推進してまいりました。
就労スタイルの多様化も進む中、今後は職種や採用地域を広げ、障がいのある方が働きやすい職場づくりを進めていきます。
アムコの紹介
障がい者雇用実績
当社では、定年年齢を60歳と規定していますが、勤労意欲の社員が引き続き就労できる「定年再雇用制度」を設けています。毎年何人もの社員が、長年培った技術や知識を活かし、定年退職後も様々な職場で引き続き活躍しています。この制度が広く運用できていることも、「人を活かし、人に生かされる企業」の一翼を担っています。