サステナビリティSUSTAINABILITY

サプライチェーンマネジメント

調達方針

ミツバは購入品調達において、「連結材料費改善の推進と調達機能のガバナンス強化」「最適調達を実現する調達基盤の構築と原材料・部品の統合化」「仕入先との共創と購買力強化」という3つの調達方針を制定しています。 中期経営方針と連動し調達領域での施策を実行しています。

調達機能方針の図

サプライチェーン全体でのCSR活動

ミツバグループCSR調達方針

ミツバグループは「安全・品質」「人権・労働」「環境」「コンプライアンス」「リスクマネジメント」の5つの領域からなる「ミツバグループ CSR 調達方針」を2019年に制定しました。
年度初めに行う「調達方針説明会」において「ミツバグループ CSR 調達方針」を全仕入先に展開し、当社だけではなく仕入先およびその協力会社にもCSR活動を推進することを求めています。

安全・品質
  • お客さまのニーズに応える製品およびサービスの提供
  • 製品に関する適切な情報の提供
  • 製品の安全確保
  • 製品の品質確保
人権・労働
  • 差別の撤廃
  • 人権の尊重
  • 児童労働の禁止
  • 強制労働の禁止
  • 賃金
  • 労働時間(超過勤務を含む)
  • 安全および健康な労働環境の提供
  • 紛争鉱物

(※)法令の順守:
・環境に関する法令(大気、土壌に関する法令など)
・人権・労働基準に関する法令(結社の自由に関する法令を含む)
・コンプライアンスに関する法令(利益相反に関する法令を含む)

環境
  • 環境マネジメント
  • 環境汚染防止
  • 省資源および廃棄物削減
  • 化学物質管理
コンプライアンス(遵法経営)
  • 法令の順守(※)
  • 腐敗防止
  • 機密情報の管理および保護
  • 輸出取引の管理
  • 知的財産の保護
  • 遵法精神の醸成
リスクマネジメント(危機管理体制)
  • リスク管理の仕組みの構築とリスクの低減
  • 事業継続計画の策定と改善

(※)法令の順守:
・環境に関する法令(大気、土壌に関する法令など)
・人権・労働基準に関する法令(結社の自由に関する法令を含む)
・コンプライアンスに関する法令(利益相反に関する法令を含む)

グリーン調達

ミツバグループは、企業理念に基づき「ミツバグループグリーン購買ガイドライン」を制定し、環境負荷の少ない部材調達に努めています。また仕入先との連携により調達、生産、使用および廃棄のライフサイクルでの環境負荷の低減を図っています。
ミツバグループは、仕入先に対して次の3つの対応を求めています。

1.環境マネジメントシステムの整備
2.環境負荷物質の調査および管理
3.調達品に関する適合宣言

また、ミツバは「ミツバビジョン2030」において脱炭素社会への貢献を掲げ、サプライチェーン全体でカーボンニュートラルへの取り組みを行います。製品のライフサイクル全体でのCO2削減を行うべく、仕入先とともに脱炭素化技術の創造や再生エネルギー活用をグローバルで推進してまいります。

お取引先さまとのパートナーシップ

調達方針説明会

ミツバは、年度初めに主要なお取引先さまを対象とした「調達方針説明会」を実施しています。説明会では、ミツバの経営方針、事業方針、生産機能方針、品質機能方針、調達機能方針の理解を深めていただくとともに、カーボンニュートラルに関する説明やCSR調達方針に基づいた取り組みの強化を要請しています。本説明会は、サプライチェーン全体で歩調を合わせたCSR活動の実践を目指す上で、重要な情報共有の場となっています。

パートナーシップ構築宣言

パートナーシップ構築宣言 ロゴ

ミツバは2022年3月に「パートナーシップ構築宣言」を提出・公表しました。お取引先さまとの共存共栄を図るため「不合理な原価低減要請を行わない」、「型の無償保管要請を行わない」、「下請代金は現金で支払う」、「ノウハウや知的財産権の無償譲渡は求めない」、「適正なコスト負担を伴わない短納期発注や急な仕様変更を行わない」5つのことを宣言しました。

公正な調達活動の推進

教育・啓蒙活動

ミツバは、公正な調達活動を行うため新たに調達部門に配属された担当者に対し「購買基礎講座」の教育・研修を行っています。その中で「バイヤーに必要な倫理観」や「購買活動に関するCSR」の知識を習得しています。 また、ミツバグループ社員を対象にe-ラーニングで「CSR/環境負荷物質規制」「下請法」「競争法」「安全保障貿易」の教育を実施し、CSR活動や順法への理解を深めています。
なお、ミツバグループでは「私たちが守るべき行動」の冊子をミツバグループ全社員に配布し、公正で健全な取引を常に意識しています。

下請法に関する通報・相談窓口

ミツバは、お取引先さまに対しミツバグループの役員・従業員等が下請法またはこれに関連する法令に違反している行為をした場合に、お取引先さまより相談・通報いただく窓口を設置しています。

責任ある調達の推進

ミツバグループは、「ミツバグループ CSR 調達方針」に基づき、人権問題に対して責任ある行動を取るため「紛争鉱物 (スズ、タンタル、タングステン、金)に由来する原料や製品を採用しない取り組み」を行うことをお取引先さまに要求しています。

また、2013年より紛争鉱物の調査活動を行っており、調査対象である全てのお取引先さまより使用状況の回答を得ています。さらに、紛争鉱物のデューデリジェンス対応として、 RMI(Responsible Minerals Initiative)に認定された精錬所を使用するようお取引先さまに要求しています。認定外の精錬所を使用している場合は、認定精錬所への切替え計画書の提出と、それに基づいた対応もお取引先さまに要求しています。

アセスメントの実施

ミツバグループは、新規お取引先の評価基準をグループ購買管理規定で定め運用をしています。グループ共通の評価シートを用いてグローバルで共通の基準で採否を判断しています。評価基準に環境マネジメントシステム取得状況の項目を入れるなど、サステナビリティ面でも評価を行っています。

また、ミツバは「ミツバグループCSR調達方針」に基づいたお取引先さまの取り組み状況を継続的に把握・評価するため、CSRチェックシートを用いたお取引先さまへのセルフアセスメント実施を予定しています。

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