株主・投資家の皆様へTo Our Shareholders

平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善と、輸出の回復などを背景に企業収益は改善に向かい、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかし、英国のEU離脱問題や米国の大統領選挙の結果に反応した、株式市場や為替相場の変動により、経済環境は不安定な状況で推移しました。

世界経済は、年前半に米国経済の足踏み状況や中国経済の失速懸念から減速し、年後半は米国経済の回復や各種政策による中国経済の下支えにより持ち直しました。しかしながら、保護貿易主義等の政策に関する混乱等を背景に不確実性が高まるなど、当社を取り巻く環境は、依然として先行きが不透明な状況で推移しました。

新興国の経済成長による販売台数の増加や、環境負荷を低減し、持続可能な社会を実現する電気自動車、燃料電池車の登場、ユーザーの安全性を向上させる衝突回避システムや「つながるクルマ」を実現するICTやIoT技術の導入など、自動車産業におけるグローバルマーケットは、ますます多様化しております。

このような環境の中、当社は2014年度から2016年度の第10次中期経営計画においては、「商品開発力の強化」、「最適なグローバル生産供給体制の構築」、「品質保証体制の強化」を重点に進めてまいりました。

品質に対する要求はますます高まっており、2017年度から2019年度の第11次中期経営計画では、商品の品質保証と安定供給という基本を徹底することで、品質保証体制の強化につなげ、お客さま満足の向上に努めてまいります。また、お客さまニーズの変化と車の進化を先取りした新価値商品を提案してまいります。さらに、グローバル拠点ネットワークの強化により商品競争力を高め、収益基盤をより強固なものにしてまいります。

今後とも「世界の人々に喜びと安心を提供する」という当社理念のもと、コンプライアンスの徹底とコーポレート・ガバナンスの強化により、社会の期待に応え、信頼される企業となるよう努めてまいります。

株主の皆さまにおかれましては、引続き変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

平成29年6月
代表取締役社長
PresidentSigns

代表取締役社長 長瀬