株主・投資家の皆様へTo Our Shareholders

平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や日銀の金融政策の効果等を背景に、企業収益や雇用および所得の改善がみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
しかし、年度後半は、中国景気の減速および新興国経済の減速への警戒感、さらには円高の進行により、景気減速が懸念される状況となりました。

世界経済は、米国と欧州を中心とした先進国の堅調な需要に支えられ、景気回復基調が続きました。一方、新興国経済は成長を続けるインドに対し、中国の経済成長率の低下やブラジルのインフレ率の高止まりが続く等、わが社を取り巻く環境は、依然として先行きが不透明な状況で推移しました。

自動車業界では、新興国の経済成長による販売台数の増加や、環境負荷を低減し、持続可能な社会を実現する燃料電池車の登場、ユーザーの安全性を向上させる衝突回避システムなど、自動車産業におけるグローバルマーケットは、今後ますます多様化してまいります。

このような経営環境のなか、当社は「ミツバビジョン2024」という長期ビジョンのもと、付加価値向上と持続可能な利益体質の実現を目指し、多様化するお客様のニーズに応える提案型の営業活動と魅力ある商品の先行開発によりビジネスを拡大いたします。その実現のために、グローバルの開発体制では、生産性向上と現地最適の商品開発、そして自動車の進化に対応する先行技術開発の強化を図るとともに、品質保証体制では、商品の不具合発生を未然に防止する品質管理に注力してまいります。
また、引き続き拡大が見込まれるメキシコやインド、東南アジアを中心に投資を行い、コスト競争力の強化と安定供給を実現する最適な生産供給体制の構築を行います。 

株主の皆様におかれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

平成28年6月
代表取締役社長
PresidentSigns

代表取締役社長 長瀬